間違いなんて存在しない!帯の結び方が自由で良いという事実

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間違いなんて存在しない!帯の結び方が自由で良いという事実

ユキ
こんばんは!
“着る活動で着物を22世紀へ繋いでいく”
きもの講師 ユキです。
年間200日の和服生活で、普段着物を楽しんでいます♪

ちょっと出だしを変えてみました(笑)

今日は8月の最後の日曜日でしたが、
本年の夏の浴衣講座には
たくさんの方にお越しいただき、
本当にありがとうございました♪

ご参加された皆さま、本当にありがとうございました(*^^*)

10代から40代の女性が
それぞれの美しさを手にしていかれました。

レッスン終了後、アンケートにお答えいただいたのですが、
印象に残ったものをピックアップし、ご紹介したいと思います。

Q.本日学んだことで、最も印象に残った事は何ですか?

それぞれ、

・帯の結び方
・えりの抜き方
・●●結びが覚えたかったので覚えられて嬉しい!

など書いていただいたのですが、

「お!」と目に留まった回答が、

【帯の結び方が自由で良い事】

とあったんですね(*^^*)

なるほどなるほど!

 

そういえば、わたしも初心者の頃に

なでしこ
「間違っていないだろうか??」
「正しく結べているだろうか?」

ということを非常に気にしていました。

わたし自身、特にものをハッキリと言う先生に習っていたので

「あなた、これ、〇〇←(教室で習う結び方)のつもり?」

なんてよく言われたものでした。
(なので、「今日は先生のお眼鏡にかなうだろうか…?」)

なんて、今考えると、つまらないことばかり
気にしていたように思います。

———

この回答をくださった受講者さんが感じてくださったとおり、
帯結びは自由です。

だから、帯って色んな結びができるように、
あんな長い棒状のカタチなんですね(*^^*)

実際、着付け教室で他の人に着せつける他装のコースでは、
「オリジナルの創作結びを考える」

という課題もあったくらい。

それくらい自由なはずなのに、
何故か

「間違っていないだろうか??」
「正しく結べているだろうか?」

と初心者のうちは特に思ってしまうのです。

だって、失敗すると恥ずかしいし、
自分が知らないところでルールがあるかもしれないから
それが怖いんですよね。

その自分が知らないルールというのが、
なんだか、こう、ひとり歩きしちゃってて、

他装(誰かに着付ける仕事)の場合、正装の場合のルールを
自装(自分が着る方法)にもとやかく言ってくる人がいて…

そんなこんなで、不安が増えちゃう。

ユキ
でも、心配しないでください。

個人が自分の服を自分の好きに着るのは、
誰かにとやかく言われるようなことではないですよねぇ。

そこを、今一度認識しましょう!

 

着付け教室に通った人が陥りがちな勘違い

着付け教室に通う事は、
・将来的に誰かに着付けを施す人を育てる
・誰かに着付を施す技術を学ぶ

前提なので、

・いかに早く、正確に、美しく結ぶか??

が勝負な部分があります。

ただ、これを、個人がプライベートで楽しむ
普段和服や浴衣に
当てはめてしまうと、
しなくても良い心配の種になったり、
しなくても良い指摘をしてしまったり・・・。

変な循環が起こります。

実際にわたしも、プライベートで食事にいくのに
色の半衿を付けていったら、

教室の先生から(ですよ-!)

「あなた、今日は良いけど、本当は白よ、白!」

って言われたことがあります。

いやいやわかってるなら、いちいち言わなくても…
と思いながら、親心というか、先生という立場だからこそ、

面倒をみているという意味で、
何かひとこと言ってしまいたくなるのかも
しれませんね。

でも、このひとことが、きっかけで

嫌になってしまう人がいる事も、
もっと人に口出しする人には分かってもらわなくっちゃ!

せっかく、和装に興味があるのに、

いつも、不安を抱えながら、ビクビクしながら
着るのって楽しくないですよねぇ。

わたしも正直、
ビクビクしていた時期がありました。

それも、結構長い期間(;^_^A

着付け教室へ通っているときにも
結構長い間、そんな想いを持っていました。

でも、今は、その時の気持ちを痛いほど理解できるから

【正解は1つではないこと】

をお伝えできるようになりました。

帯結び一つにしても、いろんなやり方があり、
どれが正しいとか、正解とか不正解はないのです。

関東では帯を右から左に巻きますが、
関西巻きという巻き方は、左から右なんです(笑)

今、
「あなた、これ、〇〇←(教室で習う結び方)のつもり?」

という質問をわたしの面倒を見てくださった先生にされたら、

「いえ、わたしのオリジナルの結びです」
と笑って答えるでしょう(笑)

【正解は1つではないこと】

日頃の生活の中で、ついつい置いてけぼりになってしまう
このことを、浴衣講座に来てくださった受講者さんの
アンケートから、ふっと思い出しました。

これは、人生のあらゆることに共通すると思います。

 

正解はひとつではないこと、いろいろあって良いんだよ

例えると、
山の頂上を目指すのに
登るルートは違えど、みな、最後には頂上に到着するのと
似ています。

どの登山口から登るか?

という違いだけで、
そこに良いも悪いもありません。

和服を通して、色々と日々私自身が学びを頂いています。

今回のことは、
多くの人に当てはまることだと思ったので、
こうしてブログを通じてシェアさせていただきました。

和服を着ると、考え方が変わります。
考え方が変わると、行動も、生活も変わります。

そして、とても生きやすくなったと感じております。

これからも、
“着る活動で着物を22世紀へ繋いでいく”

をどんどん実践していきたい、
仲間を増やしたいと思っています。

最近は特に素敵な方との出会いに恵まれるようになりました。

少しでも多くの方のお役に立てるように、
着物を初めて着た方の顔が、ぱぁっと晴れやかになるための

和服のオンラインコースを鋭意作成中ですので、
自宅で気軽に動画を見ながら学びたい方は、
楽しみにしていてください。

それでは、本日も最後までお読みいただき
誠にありがとうございました(*^^*)

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ABOUTこの記事をかいた人

10年後のわたしが喜ぶ日本の衣食住【onomik】サイト運営。 年間200日以上の和服生活から日常に根差した和服レッスンを開催。 着物好きから布の魅力にハマり、草木染めを行ったり、風呂敷を活用したり、最近では発酵食も生活に取り入れている もうひとつのブログ:hakkoushoku.com